ずっとこの生活のことを考えていた。最近は。
この生活にピリオドをうつのはいつか。
終わりにしようと思った瞬間、脱兎のごとく逃げ出したくなるというのは僕のきっとよわさだろう。
終わりという言い知れぬ不安に対して、一刻も早くとるものもとらず逃げ出したいというのは一体なんなんだろう。不合理なのはわかっているのに、なぜこんなに急くんだ。
誰かがバイトを辞める、と聞くと、なぜだかみんなにもその空気が伝わり、辞めないとバスに乗り遅れるようなそんな気分にさせられるような、あの感じだ。まるで残るのが泥舟にいるように思わされるような。
なぜだろう。進むのが正しいと信じて生きているから、残留という言葉にいいしれない取り残された感がするのか。
わからない。
でも、とりあえず終わりを直視正視するのがこわいから逃げ出そうとしているのだろうから、今回はこの部屋から得る気づきのしめくくりとして、ちゃんと状況を見極めて、もっとも妥当だと思うところで部屋を解約する、逃げたり浮き足立たない。お金と時間とをしっかり見極めながら引き際を知りたいと思う。
誰かにとっては本当にどうでもいいことだろうけれど、僕にとっては結構だいじなことだから。
こうやってだめな自分を隠してもしょうがないのだからさらけ出してもっと前に進むためのちからに変えて行こう。